好きで好きで好きで好きで。


切情表意


―――つい先日。

好きな人とヤりました。

…ん?いや、逆か。


ヤった人を好きになりました。


…や、いや、えーと、

なんつーか、

キたんだよ。


「それを世間では強姦っていうんですよ」

「チェリー君のくせに難しい言葉知ってんなァ、新八ィ」

「…」

新八は無言で部屋を出た。まぁ、買い出しでも行ってくる気だろう。面倒見が良いのも損だな、と銀時は思った。


―――でも、さァ。

好きって、言ったじゃん。

それで、チャラだろ?

「だってあいつ、」

あいつが好きなのは、

「…俺のこと、」


…?


「…あい、つは、」


あいつが、好きなのは、


「…俺のこと」


笑顔を見せるのは、


―――…うさん。


俺じゃ無くて。


―――近藤さん。



銀時はずずず、とソファからずり落ちた。


「…あーあ」

違う違う。

有り得ない。

この俺が。


傷ついてるわけ。


…本気なわけ。


ないよ。


ない筈だよ。


だって、


全然、痛くも、なんとも、ないし。

銀時は自分の胸元を掴んだ。



…気に食わない。

なんだよ。

なんなんだよ。


何で俺が、こんな。



気に食わない。



もう、

全部、俺のものなのに。


気に食わない。

気に食わない。


銀時はゆっくりと立ち上がった。





「どーもー」

軽く声をかけたら、これ以上ない不機嫌な顔。

「…」

そして無言。

「何、その無反応ー。傷つくー」

「…何の用だ」

一時も話していたくない、という口調。

「…んー」

「用がねェなら、帰れ」

「あるよ」

「……あ?」

少し、意外そうな顔。

「あるよ、お前に用」

「…な、ん」

ちょっと真剣な顔をしてみたら、うろたえた顔。声。





「お前さ、俺を好きになれよ」





後は、その全てを奪うのみ。




終





直したかった…




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